「心理学の分類」
こんにちは。今回は、心理学の分類をしてみました。心理学の範囲は広いので、ライフワークにはとてもよいと思います。しかも、いろいろなことが学べますので、お勧めです。
心理学の二つの大きな流れ
1実験心理学・・ヴント
健康な人が対象・心のメカニズムを探る
文学部・心理学部
2臨床心理学・・フロイト
不健康な人が対象・不健康な人を診断したり、治したりする。
教育学部・心理学部
3生物学的精神医学
脳機能に注目して、薬物治療を行う。
医学部
適応範囲に応じた分類
2医療系・・臨床心理学・精神病理学・犯罪心理学・精神分析学など
3認知系・・認知心理学・学習心理学・思考心理学・言語心理学・生態心理学など←社会心理学
4知覚系・・生理心理学・動物心理学・神経心理学・知覚心理学・実験心理学など
5応用系・・産業心理学・広告心理学・色彩心理学・交通心理学・環境心理学など←社会心理学
心理学のジャンル
1人が普遍的に持っている心理法則の分野
動物も含め、人の生涯における心や行動の発達を研究する分野。
「学習心理学」
本能や条件付けを含め、学習による行動法則を研究する分野。
「知覚心理学」
人は外部の情報をどのように知覚するのかを研究する分野。
「認知心理学」
人は知覚した情報をどのように認知するのかを研究する分野。
「感情心理学」
人の感情や欲求はどうなっているのかを研究する分野。
「欲望の心理学」
人の欲求や欲望はどうなっているのかを研究する分野。
「臨床心理学」
社会的適応などカウンセリングを含む分野。
2個人差を研究する分野-性格心理学
「類型論的アプローチ」
クレッチマーやシャルドンの「体格性格類型論」、ユングの「外向性・内向性理論」。
「特性面的アプローチ」
キャッテルの「16PF理論」
「性格診断法」
観察・面接・質問・作業検査・投影・描画
「結果の把握と表現」
数値で示す。個性記述により示す。
3社会心理学-「人間関係の分野」と「人と社会の心理関係の分野」
群集心理学
広告宣伝の心理学
マスコミの心理学
流行の心理学
第74回「適職と天職」
○適職・天職の見つけ方
仕事の選び方
仕事の選び方は重要です。できれば、得意なものを仕事にした方が実績もあがりますし、運もよくなりますから、その方がよいわけです。その上で他にエネルギーを向けるとよいわけです。ただ、何も得意なものや好きなものがないときには、どうすればよいでしょうか?
一つは、占いで適職をみることです。実際、占いの結果で行って能力を開花させているケースも多くあります。推理小説作家の高木彬光氏は、戦後、仕事がなくなったときに易者に易を立ててもらったところ、小説家に向いているといわれ、努力し、原稿の持ち込みも行って江戸川乱歩に認められて小説家として有名になりました。
もう一つは、櫻井秀勲氏が述べていますが、小さい頃に好きだったものを思い出してみるということです。その小さい頃に好きだったものに関連したことをやるとよいわけです。たとえば、人前で話すのが好きだったら、アナウンサーや司会業、教師などの人前で話す仕事を選んでみるとよいわけです。小さいころは、過去世の魂の傾向性がでやすいので、素直に適性を反映しているケースが多いものです。
また、意外と血統運というものも参考になります。その一族、親戚がどのような仕事をしていたかに従うと、意外とよいのです。サラリーマン家系ならサラリーマン、教師の家系なら教師を選択すると、自分にあうことも多いという事実があります。
(ライフワークを見つける五つの質問)
1.小さいころから大好きなことは?
2.周囲の人に、よく感謝されたことは?
3.やりたいけれど、やるのが怖いことは?
4.生きているうちに、やっておきたいことは?
5.一生かけてみる世界は?
(西谷泰人氏のブログより)
そのようなことを考えていたら、手相家の西谷泰人氏が、ブログで次のような興味深い記事を書いていたので、紹介します。
手相鑑定をしていて、よく受ける質問に、「先生、私は仕事、何をやったらいいですか?」 というものがあります。その質問をなさる方は、大きく分けると2タイプある。グループA、「やりたい事がいろいろあって、どれにしたらいいですか?」 というもの。グループBは、「やりたい事が何もないのですが、何がいいでしょうか?」 です。昨日いらっしゃった女性は、グループAの人で、既に1つ2つの資格も持っていらっしゃいました。なので、大丈夫でしょう。(もちろん手相を見て 才能を分析し、適職を伝えましたが)問題は、Bグループの人です。やりたい仕事が見つからない・・・。そんな人は、何を基準に見つけようとしているかですね。(Bの方にも、手相で適職はお伝えしますが)まず、次の基準で考えてみてください。
1.自分がやりたい仕事である。
2.生きがいを感じることである。
3.皆さんの役に立ち、喜んでもらえる事である。
生活の為に仕事をするのも必要です。加えて以上の3点から考えてみる。(どれか1つに当てはまる仕事なら良い)ダメなのは、楽して、いっぱい儲かる仕事・・・、なんて言って探している人。それじゃ間違いますよ。見つからないでしょう、という事で、仕事の見つけ方3ポイントでした。
天職と適職について
天職と適職に分けるという考え方があります。本来は、天職(ライフワーク)を仕事にして、生活できるといいのでしょうが、なかなか天職で暮らすのは経済的に難しいと言わざるをえません。そこで、現在のカウンセリングなどでは、現実を見据えて稼ぐための適職と心を満たすための天職とにわける方法が有効だとして、アドバイスすることが多いようです。江原啓之氏もそのようにアドバイスしているようですね。一番、リスクの少ない方法といえますし、「趣味は仕事の栄養剤」ということばにも一致しています。
では、天職(ライフワーク)とはどのようなものでしょうか?その条件として、本田健氏は『ライフワークで豊かに生きる』(サンマーク文庫)の中で、
1生まれ変わってもやりたいこと。
2それをやっているだけで楽しいこと。
3見ているまわりまで楽しませ、幸せな気分にさせること。
4無人島に流れ着いてもやりたいこと。
5お金を払ってでもやりたいこと。
6いつもまわりの人にほめられたり、「もっとやったら」と薦められること。
7少しでも時間があれば、やってしまうこと。
と7つの側面を指摘しています。また、人生を変える7つのサインとして、
1リストラ、仕事の行き詰まり、売り上げの急減。
2自分や家族の病気、事故。
3お金のトラブルや破産。
4人生の退屈感。
5物事の完了。
6男女関係・人間関係のトラブル。
7他人のライフワークに触れたとき。
をあげています。鋭い観察ですね。まさに、「ピンチはチャンス」ですね。
運命学で有名な桜井秀勲氏は、小さいころに得意だったり、目指していたものに適職にヒントがあると述べています。桜井秀勲氏は『運命は35歳できまる』(三笠文庫)の中で、以下のように述べています。
人には必ず独自の才能があり、その才能を生かすことが成功の確率を上げることにつながるのである。とはいえ、途中から無理に育てられた才能より、才能とは言えないかもしれないが、幼いころにもっていた興味を生かすほうが、実は花が開きやすいのである。・・(中略)・・もし、あなたが一生の仕事にまだ迷っているようなら、一度子どもの頃の生活をゆっくり回想し、忘れてしまった興味、途中で捨ててしまった好きな遊びや趣味を、もう一度思い起こしてみよう。もしかすると、そこに成功の原点を見出せるかもしれない。
また、『日本で一番わかりやすい運命の本』(PHP研究所)の中でも「最初の運命は子どもの頃、得意なものの中に潜む」述べています。