漢文の学習参考書 中野清 宮下典男

中野清 斎京宣行 飯塚敏夫

中国語と漢文訓読という視点で捉えている著作をなしたのは、中野清、斎京宣行、飯塚敏夫の参考書である。そのため、国文法への記述にも多くを割いている。

長所としては、訓読と古典文法とを関連付けながら行った点にある。これによって、どのような訓読を行うのがよいのかを示したことにある。

短所としては、漢文の語学的な側面が強すぎて、背景的な知識が欠如することでがあげられる。漢文の背景となる知識が欠如しがちである点が惜しまれる。

 

宮下典男

 中国語と漢文訓読と英語とを折衷する形で示したのが、宮下典男の著作である。

長所としては、英語と中国語とを比較した画期的な視点である。また、漢文単語集のようなものも発売し、漢文の背景となる基礎知識も提供した点も、評価できる。

短所としては、語学的すぎ、すべてをきれいに英語と強引に対応させようとしているため、読んでいて疲労を感じる。