古文単語2023:03:08

あだ  浮気っぽい

    すきがましきあだ人なり(『源氏物語』)

    いかにも色好みらしい浮気者である

  あたらし  残念だ

    いとほしくあたらしくなむ(『増鏡』)

    気の毒で残念なことだ

  あぢきなし  つまらない。なさけない

    あぢきなき心ちいとするころなり(『蜻蛉日記』)

    情けない気持ちがたいそうする頃である

  あつし(篤)  病気が重い

    いとあつしくなりゆき(『源氏物語』)

    とても病気が重くなってゆき

  あてに・あてなり(貴)  上品だ。高貴だ。

    あてなるも、賤しきも(『竹取物語』)

    高貴な人も、身分の低い人も

 

四字熟語2003:03:08

 

(六十九)

国交回復に、日本と中国とは(イチイタイスイ)の関係であると表現された。

 

(七十)

この国で政治が腐敗していることは、(イチモクリョウゼン)である。

 

(七十一)

 彼は、ともに行動するには、(イチレンタクショウ)の覚悟がいる人物だ。

 

(七十二)

途中で(イッキイチユウ)しても意味のないことで、結果を待てばよい。

 

(七十三)

 このチームは、(イッキトウセン)のつわものばかりを集めている。

 

(七十四)

今は、一つのことができるだけでなく(イッキョリョウトク)の商品が売れる。

 

(七十五)

 若いときには(イッコクセンキン)の時を楽しむべきである。

 

 

(解答) 

(六十九)一衣帯水 (七十)一目瞭然 (七十一)一蓮托生

(七十二)一喜一憂 (七十三)一騎当千 (七十四)一挙両得  (七十五)一刻千金

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代文重要語 十二

 

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。

 

(七十六)

 第一次世界大戦前野ヨーロッパは、(イッショクソクハツ)の状態にあった。

 

(七十七)

 封建時代の武士たちは(イッショケンメイ)に生活した。

 

(七十八)

 人が見て下らないと思うことでも(イッシンフラン)で、できることは立派だ。

 

(七十九)

 勢いを盛り返すために(イッセキニチョウ)の名案を考えなければならない。

 

(八十)

 どんな技術も(イッチョウイッセキ)に修得できるものではない。

 

(八十一)

 時を急ぐ問題は、(イットウリョウダン)で決着させなければならない。

 

(八十二)

 古代の日本人は、(ゴゴクホウジョウ)であることを神に祈っていた。

 

 

(解答)

(七十六)一触即発 (七十七)一所懸命 (七十八)一心不乱 (七十九)一石二鳥 

(八十)一朝一夕 (八十一)一刀両断 (八十二)五穀豊穣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古文重要語2023:02:28

あからさま   ちょっと。急に。

    あからさまに来てみれば(『更級日記』)

    ちょっと来てみると

あく(飽く)   十分である。満足する。

    心づくしの一声も、あかずうらめし(『中務内侍日記』)

    気のもめる一声も十分でなくうらめしい

あくがる   ふっと出る。

    わが身よりあくがれいづる魂(『後拾遺集』)

    わたしの体からふっと出た魂

あさまし   あきれて情けない

    もののあはれも知らずなりゆくなむあさましき(『徒然草』)

    しみじみとした情趣もわからなくなってゆくのは、あきれて情けない。

あそび・あそぶ(遊)   詩歌管弦の遊び

    御遊びありし夜(『大鏡』)

    宮中での管弦の遊びがあった夜

文語文の語法

反語の口語訳(どうして・・k、いや・・)

    豈(あに)・・・未然形+んや・べけんや

    安(いづ)クンゾ・・未然形+んや・べけんや

    何(なに)ヲカ・・未然形+んや・べけんや

    何(なん)スレゾ・・未然形+んや・べけんや

    誰(たれ)カ・・未然形+んや・べけんや

    如何(いかん)ゾ・・未然形+んや・べけんや

    敢(あ)ヘテ・・未然形+んや・べけんや

    何(なに)ヲモッテカ・・未然形+んや・べけんや

比較の口語訳

    AはBに如(し)かず(若(し)かず)

       AはBに及ばない(AよりBのほうがよい)・・比較級

    AはBに如(し)くはなし(若(し)くはなし)

       Aの場合はBに及ばない(AにはBが一番良い)・・最上級

四字熟語2023:02:28

現代文重要語 九

 

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。

 

(五十五)

立派な計画を立てたが、現実の壁の前に(ウンサンムショウ)してしまった。

 

(五十六)

 自分勝手な人間は(ガデンインスイ)な論理を振り回す。

 

(五十七)

昔なら(キョウテンドウチ)の事件にも今では何も感じなくなっている。

 

(五十八)

ものに逆らわず(コウウンリュウスイ)の境地になることが長生きの秘訣か。

 

(五十九)

都会人は、たまに(サンシスイメイ)の地に行ってもかえって落ち着かない。

 

(六十)

戦前の思想犯に対する取り調べは(シュウソウレツジツ)のごとしであった。

 

(六十一)

側にいて、のどやかな気持ちになるのは(シュンプウタイトウ)とした人だ。

 

 

(解答)

(五十五)雲散霧消 (五十六)我田引水 (五十七)驚天動地

(五十八)行雲流水 (五十九)山紫水明 (六十)秋霜烈日 (六十一)春風駘蕩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代文重要語 十

 

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。

 

(六十二)

 文法は、本来文章の(シヨウマッセツ)ではなく、全体を把握するためにある。

 

(六十三)

 人生の理想の一つは(セイコウウドク)の田園生活である。

 

(六十四)

最新で無罪となり(セイテンハクジツ)の身となった。

 

(六十五)

規格から制作まで(デンコウセッカ)の早業(はやわざ)であった。

 

(六十六)

 中国では(テンペンチイ)が続くのは、政治が悪い証拠とされていた。

 

(六十七)

いくら(フウコウメイビ)な土地でも観光客でも、観光客で一杯では台無しである。

 

(六十八)

 迷いが多い人間は、なかなか(メイキョウシスイ)の心境になれない。

 

(解答)

(六十二)枝葉末節 (六十三)晴耕雨読 (六十四)青天白日

(六十五)電光石火 (六十六)天変地異 (六十七)風光明媚 (六十八)明鏡止水

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の方言 拾遺

○愛知  保守的・消極的・閉鎖的・ケチ・一流を好む・家柄を気にする・

鋭くとがらせることを「トキントキンにとがらせる」という。

尾張方言と三河方言とに分けられる

ござる いらっしゃる

お行きん 行きなさい

お行きましょー 行きなさい

だら だろう

ずら だろう

やっとかめ 久しぶりだ

しとなる 育つ

ちゃっと 急いで

ひきずり すきやき

たぇーだぇー わざわざ

だがや 語尾

なも ですよ

おしまいやーす お先に失礼します

いこまい 行きましょう

おとましい もったいない

てみえる ておられる

とろくさい ばかばかしい

○三重  控えめ・のんびり・穏やか・見栄をはらない・

机を運ぶことを「つる」という。

北三重方言と南三重方言に分けられる。

ちゅー・つー という

や・じゃろ だろう

あたま・かえるご おたまじゃくs

きびす・とも かかと

さいこ でしゃばること

ひやかい 冷たい

ちみぎる つねる

いっち いちばん

おーきに ありがとう

あかん いけないよ

つんどる 混んでいる

だんない 気にしないで

あれこわい おどろいた

な ね

やにこい もろい

とんぼに 急に

○滋賀  表面的には物静かでおとなしい・本質は粘り強くバイタリティがある・

(みそ汁などの)塩気が薄いことを「みずくさい」という。

湖北方言、湖東方言、湖西方言、湖南方言に分けられる。

はる・やはる なさる

ある・やある・なはる・やす なさる

うみ 琵琶湖

ほっこりする つかれる

なんど おやつ

ほたえる さわぐ

どんつき つきあたり

おーきに ありがとう

おしまいやす こんばんは

きゃんす 来る

きんまい 立派だ

だんない 気にしないで

ほえない あっけない

いとしげない かわいそう

○京都  保守的・権威に弱い・排他性・プライド・遊びの精神ある・学者や文化人が多い・

鳥肌のことを「さぶいぼ」という。

丹後方言、丹波方言、山城方言(京ことば)にわけられる。

よし なさい

はる なさる

おいでやす いらっしゃい

おすもじ すし

はんなり 明るく上品な

おーきに ありがとう

ぐつわるい 都合が悪い

だんない さしつかえない

じゃまくさい 面倒くさい

おはようおかえりやす いってらっしゃい

かんにんえ 許して

はばかりさん ご苦労様

おたのもうします お願いします

○大阪  現実的・変化を好む・合理的・実用性を重んじる・

体育座りのことを「三角座り」という。

摂津方言、河内方言、和泉方言に分けられる。

いちびる 悪ふざけをする

あかんたれ どうしようもない性格

わや むちゃくちゃ

いちゃもん 文句

えげつない ひどい

せわしない いそがしい

ようけ たくさん

かめへん かまわない

めばちこ ものもらい

ちゃう ちがう

おーきに ありがとう

おはようおかえり いってらっしゃい

あかん・あきまへん だめです

なんでやねん どうしてなんだ

ぼちぼち ゆっくり

ほんま 本当

いけず いじわる

ごんた いたずらっこ

○兵庫  進歩的・社交性も抜群・派手好みで気が変わりやすい

補助輪付き自転車のことを「コマ付き」という。

但馬方言とその他の地域に分けられる

たきゃー 竹は

さきゅー 酒を

いかめー うらやましい

いしこい ずるい

やにこい やにこい

かつける ぶつける

しゃーままげる おせっかいをやく

しとー している

なおす かたづける

つれ 友達

ほな それでは

いぬ 帰る

あつかましい いそがしい

がや 根性がない・内容がよくない

せんどぶり ひさしぶり

がっせー とても

あだける 落ちる

やっと たくさん

だんない だいじょうぶ

○奈良  個人主義的・プライドが高い・都会に憧れる・

一生懸命のことを「せいだい」という。

北部方言と南部方言とに分けられる

降っとる・降りよる 降っている

本や・本じゃ 本だ

もむない おいしくない

てれこ あべこべ

ながたん ほうちょう

なかなか どういたしまして

おたびらかく あぐらをかく

きける つかれる

じょうだり いつも

あいやこ 共有

いのく 動く

きさんじ きまじめ

ずつない つらい

はんつ はんぱ

○和歌山  明朗・進取的・情熱的・行動的・教育熱心・教師や宗教家が多い・

(自転車などを)押していくことを「ついて行く」という。

        紀北・紀中・紀南に分けられる

        どうきん 雑巾

        くざい ください

        れーきん 税金

        なんき・ぼーぶら・かぼちゃ かぼちゃ

        おもっしゃい おもしろい

        ちゃっと ついに

        ほーかな すばらしい

        おとろし おそろしい

        いこら 行きましょうか

        しか のほうが

        どうよー 元気にやってるか

        こらえてよー ごめんなさい

        もじける つぶれる・こわれる

        のし ですね

        やにこー たくさん

        ぎり つむじ

        つろう ただろう

鳥取  勤勉・弱気・人間関係を好む・

沈殿する状態を「とどむ」という。

伯耆方言・因幡方言・雲伯方言に分けられる

庭から 庭で

歩きもって 歩きながら

がいに たいそう

つかーさい ください

てご 手伝い

よーに ほんとうに

ばんなりまして こんばんは

わったい おやまあ

だんだん ありがとう

もえる ふえる

あばかす だます

もって しながら

しゃーまこく おせっかいをやく

○島根  内向的・悲観的・まじめ・勤勉

転ぶことを「まくれる」という。

出雲方言・石見方言・隠岐方言に分けられる

ちょんぼし 少し

ちょっこし ちょっと

こげ こう・こんな

そげ はい・そうだ

だんだん ありがとう

べったべった たびたび

あだん あらまあ

ばんげ 夕方

ばんじまして こんばんは

おちらと ゆっくりと

あげ、こげ あれ、これ

参じました よそのお宅をたずねたとき

まめ 元気

まくれる ころぶ

えらしじ いじらしい・かわいそう

はしる ひりひり痛む

○岡山  利口・処世上手・集団行動を好む・従順・

ふざけることを「ちばける」という。

備前方言・備中方言・美作方言に分けられる

あきゃー 赤い

しれー 白い

あちー 暑い

じゃ だ

ま・まー ないだろう

ちばける ふざける

おえん だめだ

ばぶ もち

らく だいじょうぶだ

かど にわ

ぼっけー ひじょうに

でーれー ひどく

きょーてー おそろしい

じゃ そうだ

やっちもねー くだらない

おいでんせー いらっしゃい

おしめんせー さようなら

ひる かわく

○広島  明るくて淡白・都会志向型・

とりあえずの意味で「たちまち」という。

備後方言・安芸方言に分けられる

しぇ せ

あかぇー 赤い

だぇーこん 大根

つかーさい してください

つまらん らちがあかない

がんぼー わんぱく者

いたしー むずかしい

いびせー おそろしい

えっと たくさん

いなげ へんだ

いんぐりもんぐり くねくね

じゃけえ だから

がんす です

はぶてる ふくれっつらをする

はしる いたい

ありゃーの あのね

みやすい かんたん

おらぶ どなる

○山口  世話好き・努力家・理想主義・出世願望・エリート願望・

届かないことを「たわん」という。

周防方言・長門方言に分けられる

あかー 赤い

おしれー おもしろい

わりー 悪い

たのーだ 頼んだ

とりゃー 鳥は

しちょる・しよる している

ぶち・ばり・えっと とても

いらく かわく

ちゅーかい まるっきり

かばち 口ごたえ

たう とどく

のんた ね

みてる なくなる

ごっぽう たくさん

ちゃ・ちゃる 語尾につく

じょうに 量が多い

おいでませ いらっしゃい

くじゅーる しかる

しろしー うるさい

○香川  合理的・まじめ・冷静・緻密・

満腹になるこおを「おきる」という。

東讃方言・中讃方言・西讃方言、島嶼部方言に分けられる

おもっしょい おもしろい

にんぎゃか にぎやか

ふっりょる 降っている

まーせ・まい・いた ください

おきる 満腹になる

いた ください

けっこい きれいな

ひにしる つねる

ねんご じまん

まんでがん 全部

なんしょん 何してるの

つか てください

じょんならん どうしようもない

へらこい ずるい

がい はなはだしい

どくれる ふてくされる

○愛媛  活動的・猪突猛進・情にもろい・

模造紙を「トリノコヨーシ」という。

中予方言・南予方言・瀬戸内海島嶼方言に分けられる

つかーさい・やんなはい・やんさい ください

うぉ を

なもし・のもし・なーし ね

おらぶ さけぶ

がい ひどい

だんだん ありがとう

おせ おとな

まめ 元気だ

いんでこーわい 帰ります

むつこい 味が濃い・しつこい

いなげな 変な・よくない

いでらしい 長持ちする

なはいや してください

くじくる 不平をいう

あらける 間を置く

○徳島  独立心・進歩的・実利的・

くだらないことを「たっすい」という。

北方方言・南方方言・山分方言に分けられる

死ぬる 死ぬ

いぼじり かまきり

どちらいか どういたしまして

せこい 息苦しい

ひだるい ひもじい

しんだい だるい

ごっつい すごく

さら 新しい

きどい いらだたしい

いっこも ぜんぜん

まけまけ あふれそうなようす

ほなけんど しかし、そうだけれども

へらこい ずるい

えっとぶり 久しぶり

じょ ですよ・女性語

まがる 邪魔になる

はいりょ してください

かんまん かまわない

○高知  進歩的・剛健・積極的・酒好き多い・

なぞることを「えぞる」という。

高知方言・幡多方言に分けられる

降りよる・ふりよう・ふりゅう 降っている

苦しい・うっとうしい うるさい

大きい 太い

さつまあげ てんぷら

ぞーもむ 気をもむ

こーべる 気取る

たまるか たいへんだ

やちがない くだらない・どうしようもない

いごっそう 土佐気質・やんちゃ

まっこと・こじゃんと 強調することば

ぜよ よ・だよ

ろー だろう

き から

が の

○福岡  思いやり・情熱・義理と人情・派手・

小銭に替えることを「こまめる」という。

南部方言・西部方言・東部方言に分けられる

くゎ か

しぇ せ

あたる さわる

あっている おこなわれている

くる 行く

すらごつ うそ

やる くれる

すいとー 好きだ

いさぎよか さわやかに元気だ

しろしか うっとうしい

よかよか それでいいよ

からしか めんどう

とぜんなか さみしい

よござっしょ いかがですか

きんしゃい おいでなさい

○佐賀  まじめ・几帳面・固い性格・忍耐・勇気・武士道精神・

「ない」ことを「あってない」という。

佐賀方言・唐津方言・田代方言に分けられる

くすい くすり

どー・どる ている

なーい はい

ぎゃーけ かぜ

ちかっと 少し

ごっとい ずっと

ほとめく もてなす

ぬらーぬら ゆっくり

そいぎー それじゃ、それで

やーらしか かわいい

ちゃーがつか はずかしい

こぎる 値切る

むぞーがる せつないくらいかわいい

おらす いらっしゃる

○大分  情熱性・活動的・飾り気のないタイプ・

車がすれ違うことを「離合する」という。

東部方言・西部方言・南部方言・北部方言に分けられる

せんかった しなかった

しよる・しちょる している

こんにゃ 今夜

ほんの 本を

いろく かんそうする

がまる からかう

すもつくれん つまらない

えらしい かわいらしい

さかしい 元気な・達者な

よだきい 面倒くさい

しらしんけん 一生懸命

むげねえ かわいそう

たまかる びっくりする

わーまく むちゃくちゃ

いびしー 気持ち悪い

しゃーしい うるさい

どーくる ふざける

○熊本  勇気・冒険心・積極性・頑固・

扉を閉めて出ることを「あとぜき」という。

北部方言・南部方言・東部方言に分けられる

ちきゃー・ちけー 近い

ふりー 古い

おいでる いらっしゃる

あげもす さし上げる

はいりょうする いただく

なはる なさる・お・・になる

むしゃんよか かっこいい

やりばなし むてっぽうだ

いろく かんそうする

ろうばんぎゃあ おおざっぱだ

きっちゃする つらそうにする

よか よい

あば 新しい

ばってん けれども、しかし

ばい だ

ぎゃん のような・のように

だんだん ありがとう

もっこす 頑固者

いっちょん 少しも

ごたる のようだ・したい

○長崎  宗教心が厚い・開放的・おっとり・善良・人見知りする・

うっとうしいを「やぜか」という。

本土方言五つと島嶼方言三つに分けられる

くゎ か

しぇ せ

あいたー あっ

いっちょん ちっとも

たぎる ふっとうする

やぐらしか めんどう

よそわしか きたない

よか よい

ばってん でも、しかし

うち わたし

おうち あなた

みじょか かわいい

ちんちょか めずらしい

せいらしか うるさい

えっとなか めったにない

○宮崎  開放的・親しみやすい・社交性も高い・

家での予習復習を「宅習」という。

諸方方言・日向方言に分けられる

ふぇーった 入った

ふぃーた 吹いた

おらぶ さけぶ

すば くちびる

およばん 面倒くさい

よだきー おっくうだ

あたれー もったいない

かせー 手伝い

よくー 休む

はげらしー くやしい

あば 新しい・新品

えじー かしこい

てげてげ ほどほどに

てにゃわん 手に負えない

げんね はずかしい

むじい かわいらしい

てっげ 超

ざっといかん かんたんにはいかない

○鹿児島  男性中心・外向的・行動的・にぎやか・情熱的・義理人情に厚い・

黒板消しを「ラーフル」という。

奄美方言・薩隅方言に分けられる

くゎいしゃ 会社

ごぐゎつ 五月

ごあす でございます

もす です・ます

おやっとさー おつかれさま

がっつい ちょうど

げんなか はずかしい

おまんたー あなた

わっぜ たいそう

てげてげ ほどほどに

ちんがら めちゃくちゃ

ぼっけもん 大物

ごめんなんせ ごめんくださいませ

きばいやんせ がんばれ

からし うるさい

○沖縄  控えめ・保守的・勤勉で努力家・海外に対する関心が高い・

「すごく」と強調するときに「しに」を使う。

本島北部方言・沖縄本島南部方言・宮古島方言・八重山方言・与那国方言に分けられる

やまとぅぐち 本土のことば

うちなーぐち 琉球方言

うちなーやまとぅぐち 共通語

     かむん 食べる

     っあんまー 母

          まじゅーん いっしょに

     ちゃーびら ごめんください

     っあったに めっきり

     めんそーれ ようこそ、いらっしゃいませ

     かりゆし 幸せ

     ちむじゅらさ 美しい心

     ちばりよー がんばれ・沖縄

     わいどー がんばれ・宮古

     きばりよー がんばれ・八重山