2019-01-01から1年間の記事一覧

NLPとノーム・チョムススキー、ミルトン・エリクソン

1.ノーム・チョムスキーの生成文法の言語観とコミュニケーションへの応用-聴き方- 「言葉の裏で省略、歪曲、一般化が行われている」→これらを復元する質問法 【メタモデル】 メタモデル1「不特定名詞」 「誰が」「いつ」「誰に」「何を」「どこで」などが…

傾聴について考える

「傾聴の方法の二種類」 こんにちは。「傾聴」ということばが浅い感じで使われているようですので、そのことについて考えてみたいと思います。傾聴と聞くと、じっと聞いているだけという印象を受けるかもしれませんが、そんなことはありません。傾聴の基本は…

日本語研究史の要点

日本語学史 a.日本語学史・・日本語研究の歴史 cf.雑誌『日本語学』2016年4月特大号-「特集 人物でたどる日本語学史」- 空海・円仁・源順・藤原定家・仙覚・清原宣賢・ ロドリゲス・契沖・新井白石・賀茂真淵・谷川士清・越谷吾山・ 本居宣長・富士谷成章…

長沼直兄・西洋人の受身記述

2013.7.20(土) 國學院大學日本語教育研究会 発表資料 長沼直兄の日本語教科書における受身文について 國學院大學大学院生 岡田 誠 はじめに 本稿では、近代・現代の日本語教育に偉大な業績を残した長沼直兄の受身記述及び、長沼直兄編纂による日本語教科書…

ビジネス基礎の一考察

2019年7月27日(土) 國學院大學日本語教育研究会 (於國學院大學)口頭発表資料 『ビジネス基礎』の一考察 -高等学校商業科教科書の活用- 國學院大學兼任講師 大東文化大学非常勤講師 西帝京学苑講師 岡田 誠 序 現在、ビジネス教育の必要性は高まってい…

教育五者論

教育五者論 戦前の師範学校の頃から言いなわされている、「教育五者論」というものがあります。私は、このことばを、代々木ゼミナールの勤務時代に知りました。当時の代々木ゼミナールの副理事長(竹村保昭先生)から講師に言い伝えられていました。以下に教…

ビジネス小論文講義資料

2019.5.7(火)14時―16時 就活実践力アップ小論文講義資料 (於東京しごとセンター) 小論文特別講座 -わかりやすく伝える工夫- 國學院大學兼任講師・大東文化大学非常勤講師・ 西帝京学苑講師・TAC講師 岡田 誠 (キーワード) 発想法 箇条書き 図解 句読…

哲学のジャンルとトピック

哲学のジャンル 「哲学」と「言語学」については、言葉で物事を思考するので、哲学と言語学とは二大学問とも呼べます。「哲学」は「真理の探究」と「心の探究」「善の探究」がテーマです。「真理の探究」からは、自然科学分野や「論理学」が発達しました。「…

実践心理学体験レポート

私が、初めて実戦的な心理学を学ぼうと考えて通ったのが、日本メンタルヘルス協会の基礎コースでした。 そこの修了レポートをアップしてみます。講師の衛藤信之先生の紹介してくださる著作など、すべて読みました。 実践的な心理学のよさを痛感したものです…

元号と『万葉集』

読売日本テレビ文化センター公開講座(講義資料) 元号の由来と『万葉集』 岡田 誠 第一部 元号の由来 元号が本格的に使用されるようになったのは、明治以降である。それまでは、元号は存在してはいるが、十干十二支で示していた。また、元号にはフリガナを…

日本語教授法

ポスト教授法時代 岡田 誠 1.はじめに 1980年代後半から現在まで、ポスト教授法時代(post methodの時代、methodの死、methodを越えよう)といわれている。本稿では、先行研究などを引用しながら、教授法の変遷の枠組などの違いを紹介してみることとする。 2…

「る・らる」の原義と多義性の処理

2015.7.18(土)於國學院大學 第18回 國學院大學日本語教育研究会 口頭発表資料 「る・らる(れる・られる)の原義と多義性の処理」 國學院大學兼任講師 岡田 誠 はじめに □本発表は、いわゆる「受身・可能・自発・尊敬の助動詞」(注1)と呼ばれる「る・ら…

「ら抜きことば」と「可能動詞」の指導法の一考察

國學院大學日本語教育研究会(第20回) 2016.7.16(土)於國學院大學 発表資料 「ら抜きことば」と「可能動詞」の指導法の一考察 -日本語学から国語教育・日本語教育へ- 國學院大學兼任講師 大東文化大学非常勤講師 岡田 誠 序 「ら抜きことば」と「可能…