近世の金銭計算

近世の金銭計算・・両替屋(りょうがえや)(銀行)で金銀を交換・・

(関東)・・「金」・・江戸

  一両(いちりょう)・・小判。楕円形の金の薄板。元禄時代の一両は現在の二十万円。幕末の一両は現在の三万円。

  一分(いちぶ)・・一両の四分の一。四分で一両。

  一(いっ)朱(しゅ)・・一分の四分の一。十六朱で一両。

  一文(いちもん)・・日常生活で使われた「文(もん)」とよばれる銅銭。六二五文で一朱。

(関西)・・「銀」・・京都・大阪

  銀一(いち)匁(もんめ)(目)・・銀六十匁(もんめ)(目)で金一両と同価。一六五文と同価。一匁(目)は三・七五グラム。

  銀一枚(いちまい)・・銀四十匁のことで、三分の二両。

  銀一貫(いっかん)・・銀一〇〇〇匁(目)のことで、十六・六両。