「能と狂言」概説
一 能
観阿弥・世阿弥が大成・・その後、元能(もとよし)、金春(こんぱる)禅(ぜん)竹(ちく)が継承。
能の台本・・謡曲
古い文法・文語+室町時代の口語・・「うず・まじい・やらむ」など
題材は、古典から多く採る。・・『伊勢物語』『源氏物語』『平家物語』
有名な話を題材に、現実に引き付けて美しく昇華させて描く。
謡や舞が中心の音楽劇で悲劇
井原西鶴・松尾芭蕉・近松門左衛門に多大な影響を与えた
(流派)観世流・宝生流・金春流・喜多流
二 狂言
大蔵虎明本・大蔵虎寛本
室町時代の口語・・「ござる・まする・ござります・ます・おりゃる・じゃ・やれ・やれい・やい・じゃあ・あら」など
現実社会の笑いの側面を描く
能の合間の喜劇(滑稽劇)
台詞(セリフ)中心の台詞劇
(流派)大蔵流・和泉流・鷺流