岐阜県の方言

働き者で遊びが下手・死後の世界を信じる人が一番多い・現状に満足し無理をしない・ 模造紙を「ビーシ(B紙)」という。 美濃方言と飛騨方言に分けられる。 まいか う・よう へん・せん・やへん・ひん ない あしたり あした もやいで 共同で しょっぱつ 一番…

長野県の方言

理屈っぽい・人生論や哲学を好む・死後の世界を否定する人が多い・ 「前で」を「前でで」という。 奥信濃方言、北信方言、東信方言、中信方言、南信方言に分けられる。 ずら だろう ひとっきり しばらく おやす 終わりにする しょー 人々 ずく おしまず働く…

山梨県の方言

親密な人間関係・金にはうるさい・出世率が高い・ (かゆいところを)かくことを「かじる」という。 東部の郡内方言と西部の国中方言と奈良田方言との三つに分けられる。 ずら・ら・つら だろう ず・ざー・ちゃー・じゃん しよう・だよ ぷる 降る ぱしる 走…

福井県の方言

温和・無理をしない・ねばり強い・ テレビの放送終了後の砂嵐を「じゃみじゃみ」という。 嶺北方言と嶺南方言とに分けられる。 つるつるいっぱい あふれそうにいっぱい てなわん ずるがしこい むだがる もつれる てきねー 体調が悪い けなるい うらやましい …

同音異義語5

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。 (二十九) (カンタン)相照らす仲になるのは(カンタン)なことではなく、そうした仲が長く続いていることには(カンタン)のほかはない。 (三十) (カンノウ)の働きのすぐれている人は、外界の刺激に対する(カ…

近世の金銭計算

近世の金銭計算・・両替屋(りょうがえや)(銀行)で金銀を交換・・ (関東)・・「金」・・江戸 一両(いちりょう)・・小判。楕円形の金の薄板。元禄時代の一両は現在の二十万円。幕末の一両は現在の三万円。 一分(いちぶ)・・一両の四分の一。四分で一両。 …

漢文特有語1

字(あざな)・実名以外の名・ 客(かく)・・旅人 卿(けい)・・高位高官 食(し)・・食べる・飲む・飯 舎人(しゃじん)・・召使・食客 上(しょう)・・陛下 相(しょう)・・宰相 小人(しょうじん)・・つまらない人物 人間(じんかん)・・人の世 大丈夫(だいじょうふ)…

同音異義語4

(二十二) 古文で「遊ぶ」というのは、(カンゲン)すれば(カンゲン)の音楽を楽しむということで、遊びというのは結局、音楽に(カンゲン)されるようである。 (二十三) 衆人の(カンシ)の中で事を行うというのは、特定の人間に(カンシ)されているよ…

石川県の方言

おとなしい・やさしくておっとり・競争心が強い 歌詞の一番を一題目という。 能登方言と加賀方言とに分けられる。 京都の影響を受けた方言「まっし(しなさい)」「みす(ます)」が使われる。 -まっし 語尾につけることば ちきない つかれた えとしぎに 体…

井原西鶴の独特な語句3

莨(たばこ)・・タバコ 煙管(きせる)・・タバコをつめて吸う道具 兒(かお)(顔)・・家を貸す人・大家。 家主(いえぬし)・・家を貸す人・大家。 店子(たなこ)・・家を借りる人。借家人。 悪所(あくしょ)・・遊里 傾城(けいせい)・・遊女で最高位の人 判人(は…

同音異義語3

(十五) (カイホウ)した窓から傷ついた鳥が飛び込んできた。(カイホウ)して籠の中に入れておいたら、(カイホウ)に向かったので、(カイホウ)してやった。 (十六) 人類の進歩の(カクシン)には、物事を積極的に(カクシン)していこうという精神が…

井原西鶴の独特な語句2

負(お)う・・借金をすること せちがしこき人・・世渡り上手で金銭に細かい人 しはき人・・けちな人 指引(さしひき)なしの人・・借金のない人 有(あり)銀(がね)・・持っているお金全部 長者(ちょうじゃ)・・大金持ち(銀一〇〇〇貫以上) 分限者(ぶげんしゃ)…

富山県の方言

保守的・プライドが高い・貯蓄的・堅実・ 模造紙を「ガンピ」という。 西部の呉西方言、東部の呉東方言、内陸部の五箇山方言に分けられる。 「イ」と「エ」の区別がない。 「シ」と「ス」を同じ発音にする「ズーズー弁」を使う。 行ってくっちゃ いってくる…

新潟県の方言

勤勉・誠実・実利的・粘り強い・社交性 模造紙を「タイヨーシ」という。 佐渡方言と越後方言とに分けられる 「イ」と「エ」の区別があいまい。 「火事」を「クヮジ」、「紫」を「ンラサキ」という。 佐渡では「セ」「ゼ」が「シェ」「ジェ」、「そうだ」が「…

井原西鶴の語句1

井原西鶴の独特な語句 掛売(かけう)り・・現金売りではなく、後で清算する約束で品物を売ること。 掛買(かけが)ひ・・現金買いではなく、後で清算する約束で品物を買うこと。 買(か)ひがかり・・掛で買った品物の代金 書出(かきだ)し・・請求書 掛乞(かけご)…

同音異義語2

(八) 首都A市の(エイセイ)都市では下水道の普及が遅れており、(エイセイ)に住みたいと思うほど(エイセイ)面で整っているとは言えない。 (九) 現在は、地球上のすべての場所が関係をもっており、(エンカク)の国についてもその歴史や社会の(エン…

同音異義語1

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。 (一) 日本では、死者の(イガイ)は、火葬(イガイ)の方法で葬ってはならないと思っていたが、(イガイ)にも土葬などが禁止されているのではなかった。 (二) 民主主義では、少数者が(イギ)を唱えることに重要…

国学者の文章

国学者の文章 一 漢学・漢文化の排斥 二 日本本来の精神の研究(日本の古典文学・日本史・神道・和歌の研究)・・「古代精神にかえれ」 三 古代(上代・中古)を最も美しい時代とし、近世(江戸時代)を最も汚い時代とする。 四 中心人物は、本居宣(もとおり…

東京の方言

用心深い・本音を言わない・消極主義的・開放的・親しみやすい・義理人情・ 女性は伸びやか・片付けることを「かたす」という。 山の手方言と下町方言(台東区中心・浅草組と富岡組)と東京都西部の多摩方言に分けられる。 下町方言では、「ヒ」を「シ」、「…

類義語2022.05.10

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。 (一) (アクジ・ヒコウ)を重ねた人間には来世でその報いがくるだろう。 (二) 生活のために(アンカ・テイレン)な物を買うようにする必要がある。 (三) 観光客を安全な方へ(アンナイ・ユウドウ)する掲示板を…

岡本千万太郎の業績

2022年3月5日(土) 日本語教育史研究会(zoom開催) 口頭発表資料 岡本千万太郎の日本語教科書と日本語学 -その国語観と表記論- 國學院大学兼任講師 大東文化大学非常勤講師 帝京山梨看護専門学校講師 岡田 誠 0.序 岡本千万太郎(旧姓「山内」・1902-19…

四字熟語2022.02.12

〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。 (四十八) 真理をつきとめたいと思っても、(タキボウヨウ)として分からない。 (四十九) 老練な人に分て雅(チョトツモウシン)で向かっていってもかわされてしまう。 (五十) 旅行記の作者は、(ナンセンホクバ…

千葉の方言

○千葉 素朴・純粋・正義感・保守・穏健・質実・流行に無関心・ あおあざを「あおなじみ」という。 南部の房総半島(関西弁)・北部の東北部(東北語迂言)・西北部(東京)に分けられる。 -さ行く -に行く すくも もみがら たく にる あちこい うらやまし…

四字熟語2022.02.11

四字熟語 〇カタカナの部分を漢字に直してみよ。 (四十一) (イバシンエン)の状態になっている奴に理性的に話しかけても無駄だ。 (四十二) 彼の仕事はいつも尻切れとんぼで(ガリョウテンセイ)に欠ける。 (四十三) その儒者の部屋は本だらけで、(カ…

埼玉の方言

○埼玉 他人の考えを受け入れる・都会志向・社交的・押しの強さがない・評判を気にする・ (電車などに)乗ることを「のっかる」という。 東部(栃木・群馬)・中央部(東京・神奈川)・西部(群馬)の三つに分けられる。 行かねー 行かない おせーよ おそい…

群馬の方言

○群馬 反骨精神・野心家・明朗・忍耐力・行動力・積極的・ 花に水をやる人(係)を「水くれ当番」という。 北部方言・中西部方言・東部方言に分けられる。 「ベーベーことば」が使われる。 男女で話し言葉の使い分けがない。 「い」と「え」、「う」と「お」…

栃木の方言

○栃木 世渡り上手・お人好し・地味・まじめ・粘り強さ・行動力・ 洗濯物を取り込むことを「(洗濯物を)こむ」という。 足利方言・西部方言・中部方言・東部方言に分けられる。 「イ」と「エ」に発音の差がない。 げんざんぼ とんぼ じりめ せみ じぶくれや…

茨城県の方言

○茨城 骨っぽい・理屈っぽい・おこりっぽい・親切・反骨精神・ あおあざを「あおなじみ」という。 関東地方と東北地方の影響 「べーべーことば」を使う 目上に敬語を使う習慣がない あおなじみ 青あざ かんまーす かきまわす よっこより よりみち ひでーなし…

福島方言

○福島 勤勉・忍耐・頑張り屋・地味・文化的関心や学問への関心が高い・人間関係を重視・ 「見たことある?」を「見たときある?」という。 浜通り方言、中通り方言、会津方言に分けられる。 はなど 鼻 ざかき 牡蠣 いぐべー 行くだろう くっぺー 来るだろう …

山形県の方言

○山形 積極的・大胆・冒険心・人情家・勤勉・忍耐・頑張り屋・ 「まるいち①」を「いちまる」という。 日本海側の庄内方言と内陸方言とに分けられる。内陸方言にはアクセントがない。 うるげる ふやける ぬだばる 腹ばいになる たがく 持つ かちゃばく ひっか…